ペンシルバニア州はYZDAが拠点とするニュージャージー州と隣接する州で、ニューホープはデラウェア川沿いの小さなリゾート地。海外からのクライアントの依頼で、1980年代に建設されたコンドミニアムを全面改装することになりました。キッチンを中心とした暮らしができるようなデザインしてほしいと依頼を受けしました。
ライフスタイルに合わせた間取りを作り、そしてインテリア空間に新たな付加価値をつけるリノベーションとして空間を生まれ変わらせました。一部の基礎建築を残し、まずは全ての壁を取り除くこと、そしてキッチンを中心にデザインされたこの空間は、ダイニングルームとリビングルームをつなげて明るく開放的にしました。ドイツ製のカスタムキッチン、デンマーク製とイタリア製の家具を使用し、シンプルさと清潔感を際立たせるよう心掛けました。 アメリカンブラックウオールナットの木の床の暖かさに加え、真っ白を基調としたスペースにモスグリーンと白のラッカー素材のキッチンキャビエットを使いました。壁一面にデザインされた大きめの窓から差し込む光は、クライアントの希望通り明るく、そして清潔感の溢れるコンテンポラリーな空間となりました。